王子様とお姫様



森山が座っている横を通りすぎた瞬間



─ガッ



「わっ!!」



何かにつまづいた






カラダが倒れていく中で


手に持っていたお弁当が床に落ちるのがスローモーションの様にゆっくりと見えた





そして




「痛っ…」



─ガシャンッ




お弁当が床に散らばり


目の下を思いっきり机の角にぶつけた






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