王子様とお姫様



「ごっめーん!!大丈夫?」



森山がわざとらしい駆け寄ってきた




大丈夫?……大丈夫なわけないじゃない…




目の前には散らばった玉子焼きやハンバーグ



あんなに苦労して作ったのに…



「こんな散らばっちゃったらもう食べられないねぇ〜

私が処理しといてあげるから♪」



処理?



何する気……?








─グシャッ




「っ止めてっ!!!!」





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