此処に居る理由。
「適当にブラブラして、ご飯食べよぉ♪ライブは夕方からなんだけど、バンドのメンバーはお昼くらいからリハかねて練習してるから♪少し早めに行こぉと思ってる。」


『うん!わかったぁ。…ねぇ、今日ライブやるバンドの人って、ノンチャンの友達なの??』


アタシは気になっていたコトを聞いてみた。


「ぅん♪正確には、レイチャンの友達なんだけど…みんな仲間だからね♪」


"仲間"


その言葉にアタシは首をかしげた。


いまいち、"仲間"っていう感覚が分からなかったから。


『ぇっと、レイチャンって、ノンチャンのお姉ちゃんだよね?!』

「そだよぉ〜。アタシの3つ上だから、コハルの5つ上になるかな。」


『そっかぁ。今日会えるの??』


「うん♪レイチャンもいるよ!」

『楽しみ♪』


前にノンチャンから貰ったプリクラに写っていたレイコさん。


ノンチャンのお姉さんで、ノンチャンとは、また違ったタイプですごく美人な人だった。
< 22 / 32 >

この作品をシェア

pagetop