school!!
信じてるよ。
「はぁ~。もう授業しんどい」
「はぁ…。お前の対応に疲れる」
「ヒドくね?」


中学2年生、芳木 未里(よしき みさと)。

髪の癖っヶがコンプレックスの成績も低レベルで運動もソコソコの女子。

向かいにいるのは、保田 拓斗(ほだ たくと)。

成績もそれなりに良くて運動は平均的なやたらとグチが多い男子。


「つーか、早く漫画返して!」
「待ってよ~。今日一緒に帰ったらあるよ」
「じゃあ、坂っちも呼ぶ?」
「うん!それならあそこ行こう!」


私達は結構付き合いが長い。
友達として凄く自慢できる。

保田は人の悪口とか多いけど
何かと頼りになるし、優しい。


他の友達もいるけど、
付き合いが長いし、それなりの
「絆」ってゆーものがる。

よく深夜に家を抜け出して遊び、
家でケーキ作り。
週末に遊ぶなんて当たり前。

今でも喧嘩なんてしないのは
仲がいい証拠なのかもしれない。


そんなことを思いながら私は
保田の席を後にした。
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