空になんか憧れない
「っ!死ぬ理由がないですって?!!
あんたが美佐にしたことは大したことないっていいたいの??!
信じてた…親友だって、信じてたのに!
羽鳥は美佐を裏切ってその上隆也まで…」
狂ったように叫ぶ美佐。
「……違う」
違う
そうじゃない…
だってね、美佐
「何が違うのよ!!」
だって、アタシは…─
「──すぐに分かるよ─」
アタシは美佐に背を向け、少し高い屋上の淵に右足を掛けた──
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