空になんか憧れない



あれが本当に正しかったかなんて分からない。



ただ、優しい彼女が望んだこと。



それはきっと復讐なんかじゃなかった。



お姉ちゃんが望んだこと。


それはみんなが幸せになること。



私はせめて、彼らの幸せを見届けよう




そして彼らと同じくらい幸せになろう───






あれから1年─…





「…波ー!!」



「っ!」





振り返れば、別れたあの日と変わらぬ彼らの笑顔


















「「おかえり!」」














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