空になんか憧れない
きっと人の心が目に見えたなら、彼女が死ぬことはなかっただろう。
妬み嫉妬誤解、すれ違い…
知ろうとしなかった真実
それはどれも私たちに身近なものばかりで、形のない何かを信じられる程、私たちは強くはないけれど。
それでも1人1人が想いの分だけ想いを返していけたなら、形なんてなくたってそれは確かなものになるんじゃないだろうか。
時には辛くなって
逃げ出したくなる時が来るかもしれない
また大切なものを失うことがあるかもしれない
それでもきっと、私たちは前に進むしかない
みんなバラバラになって、いつか傷が薄れてしまっても、
彼女を愛した記憶が消えないように
彼女が確かにここにいたと言えるように。