俺様が愛するお姫様。




「ねぇ、憐くん。」

「ん?」

「クイーンは出るかな?」

「ん~…女の子のことはよくわからないけど…」

「どんな子かな~?」

「そうだね♪」






あ、着いた。



ここだよな?



やけにでかい扉を開けてみると、ピエロみてぇな格好をした司会者らしき人が司会をしてた。






「今年こそキング、クイーンはでるのでしょうか?!」




あ、もうそろそろか。









「発表します!」



ピエロ司会が言った途端、会場がヒートアップした。







「今年はキング賞が…………なんと!!」





―――シーン



会場が静まり返った。




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