俺様が愛するお姫様。
―――ガチャ
「憐ー?」
「あ、ここ。」
「なに?どした?具合悪い?」
「違うって…」
「だってコレ…」
あ、片づけるの忘れてた。
「まあ、今朝。」
「病院は行った?」
「まだ。…じゃなくてさ、俺、今日…――――」
昼間の出来事を話した。
まあびっくりはしてる。
「いつかくるとおもってたけどねー」
「で、どーしようか迷ってるわけよ。」
「やればいいじゃん。」
「でもこの身体じゃ無理じゃね?」
「じゃぁキングも無理だったんじゃねーの?」
「は?」
「キングとるためだったら頑張ってたじゃん!できるよ、憐なら。」
「だよなー。」
「うん、それでこそ憐也様。」
「誰だよ、お前。」
あー。
やっぱ兄弟だな。