まい ほすぴたる
静かにドアを閉めた
夜の病院は静かで、真っ暗だった
自分の歩く音しか聞こえない世界
コツコツ…
何か怖くなってきた
ん……?向こうから歩く音が…!?
こっちに向かってくる…
「ひ…っ!!」
俺は、真っ暗の病院の中、自分の部屋目掛けて走り始めた
「待って。お話しませんか…?」
俺は、後ろを向いた
そこには、月明かりに照らされた女の子がいた
髪の毛は少し長く、隣に点滴があった
15歳くらいかな?
とても可愛く、大人しくそうな子だった
「話しませんか?」
「いいですけど…」
俺達は、近くにあるイスに座った
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