王子様系完璧男子



郁都の家にしても学校にしても、私の(元)生活とは比べ物になんないような暮らししてきたんだろうな・・・
今になってすごく不安になってきちゃった・・・
ほんとに私が彼女(のふり)でもいいのかな・・・?
郁都だったら、もっと他の可愛いお嬢様とか居るだろうに・・・



―がらがら―

「はい、今日からあなたたちの勉強のお手伝いをさせていただきます、担任の、鳳優美子と申します。郁都様もこの教室を使うんですのね?檀様、幸せね^^」

「はぁ・・・?」

この教室ってなんか意味あるのかな?
しかも檀様とか初めて言われた!!(当たり前だけど・・・)
なんかムズムズするっ!笑


―チリン♪チリン♪―

「では授業を始めたいと思います。まず教科書の・・・」

ベル物静かだねぇ~!
チリンだって!!
ここじゃ普通なんだろうけど。






二人で授業って・・・
気まずい・・・
距離がめっちゃ近い!!

全然集中できないし・・・

どーしよーっ!

―チリン♪チリン♪―

「では授業を終わります。・・・」


ふ~・・・
一段落。
まだ次もその次もず~っとここで授業受けんのかぁ~!!
早く終われ~!!




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