愛されて
「遥香、おめでとう…」
その日の夜ご飯はお寿司だった…

みんなで乾杯した…

「遥香、よかったね」

「うん…」

みんなで話しをしながら食べる夕食は美味しくて、私は食べ過ぎた。

「遥香も…春からバス通学になるなら、iポッドとか持っていた方がいいんじゃない?おばあちゃん、買ってあげようか?」

おばあちゃんは私にも甘くなった。

今までは消しゴム1つも買ってくれなかったのに…

夢みたいだった…

みんなで笑い合いながら食事して。
私が憧れていた生活がそこにはあった。


私は…この生活を壊したくないと思った。

しばらくは…
この夢のような生活にひたっていたい。
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