愛されて
陣痛が10分間隔になっていた私は…
そのまま入院した…

私には歩ちゃんが付き添ってくれた。

「歩ちゃん、痛い!!痛い!!」

陣痛がくるたびに私は叫んでいた。

歩ちゃんが腰をさすりながら。

「いきんじゃだめだよ。いきんだら…苦しくなるから。ゆっくりと息を吸って…吐いて…吸ってー吐いてを繰り返すの…」
言った。

私は陣痛がきた時は…
ゆっくりと息を吸ってはいた…

少し…楽になったような気がした。
< 219 / 285 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop