愛されて
私は…少しずつイジメのことについて話し出した。

話しを聞き終えた洋平は
「やっぱり、聖か…」

「うん…」

私は頷いた。

「そうじゃないかなぁって思っていたよ。だって、ここ2〜3日遥香1人でいたから…」

私たちは公園のベンチに座って話していた。

「俺が遥香のクラスにガツンと遥香をいじめるなって言いにいってやろうか?」

「えっ!?」

「冗談だよ。そんな事をしたら、チクったって…よけいにいじめられるだろう…」

「うん。それに、洋平が来たら…あいつらはできているとか噂になるよ」
私が言うと…
洋平は

「俺は…それでもいいよ。俺、ずーっと遥香のこと好きだった…」

真剣な顔で言った。

私は…
「私も…ずっと好きだった」
と言った。
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