愛されて
その日も…私はママの車で塾に行った。

塾について、塾の入り口を開けようとした時だった。

「遥香…」

と声がした。
横に洋平がいた…

「洋平!?どうして…」
驚いて声が出なかった。
「いや、お前と遊びに行こうかなぁと思って…せっかくの夏休みなんだし…」

「お前のお母さんがここに迎えに来る前には帰ってくるから…いいだろう?」

夏休み。
どこにも行けなくて…
塾と家庭教師の毎日から逃げ出したいと思っていた私は…

洋平と一緒に遊びに行くことにした。
< 77 / 285 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop