【番外編】キミがいた証




光っては消えて、また光る。




そう、雪のように見えたモノの正体は、蛍だった。




「綺麗……綺麗だねっ!」




目の前で広がる、幻想的な光景。




「ほたるって儚いイメージがあるけど、このほたる、儚さを感じさせないんだ」




弱々しいイメージしかなかった。




けど、その光は全然弱々しくなんてなくて……




私はここにいるんだよって主張しているようだった。




瞳に焼き付けるようにほたるを見て、私は……




「真白……?」




「優斗大好きっ!!」




ギュッと抱きついた。




私はずっと優斗の側にいるよって。




ずっとずっと優斗が大好きだよって。




「俺も……愛してる」





―ほたる―
(儚さを感じさせないほど輝いて生きたい)




< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

キミがいた証

総文字数/62,295

恋愛(その他)200ページ

表紙を見る
Snow-White

総文字数/70,117

恋愛(その他)226ページ

表紙を見る
いろ〜12の月〜

総文字数/1,882

詩・短歌・俳句・川柳12ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop