僕が生まれた場所、あの季節
かさぶた
あなたは ひどい人だから
消えかけた 声 香り 笑顔
また しみついて離れないよ
あなたは ひどい人だから
僕の気持ち 充分に知っているはずなのに

ねぇ知ってるよ
心はアイツを想ってるんだろ
だから 戦いもせずに
「疲れたから」って
自分に下手な言い訳して
目をそらしたのに


あなたは ひどい人だから
どうしても この心 すべて
まだ 奪われて離れないよ
あなたは ひどい人だから
僕の気持ち 愛しさを知っているはずなのに

あぁ知らないの
そんな僕の心 僕の哀しみを
そう 戦いにならない
見えていないから あなたに…
なのにどうして
目を見ないで 近づかないで


あなたは ひどい人だから
癒えかけた傷から
また 涙が溢れ出す
< 34 / 65 >

この作品をシェア

pagetop