詩音〜utaoto〜
ていうか、
それよりも問題は昨日の橘だよ!
橘の気持ちに気付いちゃった今、どんな顔して会えばいいのー?!
橘と付き合うとかそんなの考えた事もないしッ。
あ、でも告られたわけじゃないから、そこまでは考えなくてもいいのか。
でも、でも、でも!
気まずいよなぁ……。
「はぁ……」
思わずため息。
そんな私を見て母がまた言う。
「詩チャン本当に大丈夫なの?学校休む?」
「大丈夫だってば」