秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
「呼べないわけないじゃん。今までずっとそう呼んできたんだから。」


「侑姫どうしたんだよ??名字。結婚でもしたのか??それにその眼鏡!!視力いいくせに。」


「伊達だよ。それより、王子様はこんなとこにいていーんですかぁー??」


からかうように私は言った。



「いい。あの女ども、うぜぇ。田代さんがどーのこーの。だぁれが田代だっつの!!」


「私さぁ、私が乙宮侑姫だってのバレたくないんだよね。」




「いじめられても??」



「うん。てか、たいしていじめられてないから。顔に傷つかないからいい。」

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