秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上

その言い方ムカつく。


「あるよ、純君アタシのマネージャーじゃん!!」


「そうだよね。侑姫ちゃんはただのアイドルで俺はただのマネージャー。それだけでしょ。」


うっわ、うぜー…

だけど、ほっとけないよ。



アタシのマネージャー……だもん……


「ご両親には、マネージャーしてるとか言ってないの?」


多分、家出なんだろうな。

さっきの女の人の様子からして。


「さっきも言ったけど、なんで俺がただの仕事相手の侑姫ちゃんにそこまで教えなくちゃいけない?」


親……

さっきから純君は親に反応する。

もしかして……


「親と上手くいってないの?」
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