秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
ダサ子の格好のままテレビ局に入る。
いろんな意味で私は目立っている。
早足でトイレに向かう。
鏡の前にたち、眼鏡を外し、軽くメークし、髪の毛を丁寧にとかしてからトイレをでる。
もう完璧に乙宮侑姫の顔だ。
性格だって学校みたいに演じることもない。素の乙宮侑姫でいられる。
「おはよーございますっ。」
知らないスタッフが挨拶してくる。
適当に答えて通りすぎる。
楽屋につくと高槻さんがもういた。
「原稿覚えたー??」
「もちばちですっ☆完璧っすよ♪」