秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
なんだ……
ただの急ブレーキじゃん……
すっごく冷や汗掻いちゃって、馬鹿みたい……
車はもぅ元のスピードに戻って普通に運転してるのに、アタシの心臓は未だにバクバクと騒いでる
目も頭もくらくらしててはっきり言って、このアタシは異常だ。
「ごめんね、侑姫ちゃん大丈夫だった??」
「だぃ……じょうぶ、だったけど……」
すごくびっくりした。
「もぅ、ちゃんとシートベルトしてっていつも言ってるのに……って、顔、真っ青だよ?ちょっと休む??」
バックミラーでアタシの顔を見て言われた。
「ん、ちょっと冷たいもの飲みたいかも」