秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
「あぁ、田代さんかぁ。なんか存在感薄くて。ごめんごめん。」
んだと、こらぁ?!
クラス替えのないこの学校でもぅ2年間も一緒だっていうのに。
「ちょ、松嶋さん言い過ぎだって。」
楓がオロオロし始めた。
「竜崎君、別にいいんです。存在感薄いのはホントだし。」
下を向いて泣きそうなフリをしておく。
「そんな事より、楓君っ、奈々ね、英語出来ないから竜崎君に教えて欲しいの。いい??」
おー、おー、上目遣いやってら。