秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
「ガンじゃないから。落ち着いて。大丈夫。」
……ガンじゃない??
「じゃあ……??」
じゃあ一体何・・?
「脂肪の固まりができちゃって、それの除去。」
…
高槻さんの立派なお腹をみて眉を寄せる。
「なんだ。てゆうか、そんなの入院しなくてもダイエットすればいいんじゃ……??」
「いや、手術でとってもらうの。だから、その間だけ。その間だけ、宮野君に頼むのよ。」
……心配しすぎて損した。
「宮野純です。高槻先輩には全然劣るけど頑張るから、侑姫ちゃんも一緒に頑張ろうね。」
綺麗な手を差し出してくる。
「……こちらこそ、よろしくお願いします。」
「侑姫、宮野君ね、凄腕で有名なのよ。」
「へぇ。」