秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上


「ガンじゃないから。落ち着いて。大丈夫。」


……ガンじゃない??


「じゃあ……??」


じゃあ一体何・・?



「脂肪の固まりができちゃって、それの除去。」




高槻さんの立派なお腹をみて眉を寄せる。


「なんだ。てゆうか、そんなの入院しなくてもダイエットすればいいんじゃ……??」



「いや、手術でとってもらうの。だから、その間だけ。その間だけ、宮野君に頼むのよ。」


……心配しすぎて損した。



「宮野純です。高槻先輩には全然劣るけど頑張るから、侑姫ちゃんも一緒に頑張ろうね。」


綺麗な手を差し出してくる。


「……こちらこそ、よろしくお願いします。」


「侑姫、宮野君ね、凄腕で有名なのよ。」


「へぇ。」


< 22 / 279 >

この作品をシェア

pagetop