秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
そんなの、どうでもいい。
"アタシ"はずっと1人ぼっちで寂しくて寂しくて……けど、やっと高槻さんが"アタシ"を見つけてくれたと思ったのに……
また、アタシは1人になるのかな??
そう思ったら本気で芸能人を辞めたくなった。
「侑姫ちゃん大丈夫だよ。俺がいる。」
下を向いていたら上から優しい声が降ってきた。
「ほら、早く準備しないと間に合わないよ?」
時計を見ると入りの時間が近づいていた。
「ギャッ、ホントだ。」