秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上

とか思いながらドアの所に突っ立ってたら後ろからさっきまで探していた人の声がした。


「はよっす」


「……はよ。何で後ろにいるのよ、びっくりするじゃん」


「じゃあドアんとこで止まんなよ」


あ、そか。


ドアの前から退き、監督さんなどに挨拶をしにいく。


「なぁ、侑姫こんど暇??デートしね??」


この男脳みそ腐ってる??

今テスト中じゃん。


「テスト中だし無理」

呆れた口調で言った。

「侑姫の学校もテスト?」


あ、アタシ都内の某女子校の設定だったんだ……

ま、いいか。

「うん。2期制だから終わったら夏休み」

アタシの夏休みは多分、仕事三昧なのよね。

楽しみだな。
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