秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
朝、目が覚めたらものすごい生理痛だった。
「いってーよ、このやろー!!」
家のベッドの上で1人叫ぶ。
痛すぎて海老みたいに丸まりながらとりあえず温める。
布団から出たくないなーとか思ってる時にKYな彼はインターホンを押したらしい。
どうしよう、煩いけど布団から出たくないもん。
とりあえず無視でいいよね??
とか思ってるのにインターホンは余計に煩くなった。
1分間位無視し続けてたらガチャって鍵穴に鍵を突っ込んで捻る音がした。
強行手段に出た、か―……
「侑姫ちゃーん、入るよー!!」
玄関の方から純君の声がする。
ああ、勝手に入りたまえ。