秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
「ひ……緋山匡ってホントにアタシの事好き、なの??」
なんか若干聞きづらい部分もあるけど、なんか信じられないし……
だって!
楓は幼なじみで結構長い間いたからまだわかるんだけど…
きょ、……緋山匡は会ったばっかりの頃に告白してきた。
それって……
やっぱり……
「顔」
……やっぱりね…
かなりさっぱりした口調で緋山匡は言った。
「最初は顔だった」
ちょっと間を置いて付け足すように言った。