秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
「じゃあ許可降りたって事で!!」
松田さんはそれだけ確認すると笑顔で行ってしまった。
「おい、お前もしかして毎回毎回、仕事の依頼でキスシーンとかベッドシーン許可するのかよ!?」
左右の眉がくっつく程に寄せられている。
「まぁ、そういうシーンがあったらするね」
アタシの仕事は役になりきって視聴者の心を響かせる事だもん。
少しでも現実味を出したい。
「はぁ!?断れよ!!そうやっていろんな男といちゃこきやがってこのあばすれ!!」
……アバズレですって……??
「アンタの方がよっぽどアバズレじゃない!!雌とゆう雌全てを対象にして……この間!!この間もアタシにいきなりキスしてきたじゃない!!あんな感じでいつもしてるんでしょ!!」