秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上

「えっ?!え、!!侑姫ちゃん?!」


音程を変えて2回も"え"と言ったマネージャー

「あっ、そうなんです、まだ宮野さんには言ってなかったんですけど、アタシ学校いろいろいろいろめんどくさいのは嫌なんで、こうして学校行ってるんです。だからお迎えは仕事の時だけお願いしま「ダメだよ。」


アタシの言ってる事を鋭く遮るマネージャー。


「侑姫ちゃんさ、自分が今どれだけ売れてるか分かってる?本屋とかコンビニの雑誌コーナーに行けば、ほとんどの表紙が侑姫ちゃん。TVだって結構レギュラーの依頼も来てるんだよ?心配だし、朝も俺が学校に送ってく。」


……オカマだからヘニョリンかと思いきや、意外としっかりした人だった。



「はい。じゃあ、学校、8:20からなんで、7:50には来てほしいです。」
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