秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上

で、驚くべき事実発見☆


制作発表だって。


顔合わせがお開きになって、ざわざわする中考える。



あんまり好きじゃないなぁ…


でもやんなきゃだしなぁ。


とかいろいろ考えてたら緋山匡に声を掛けられた。

「なぁアド、教えて。」


……ぶっちゃけヤダ!ぶっちゃけヤダ!!しかしここで断ったらこの先の撮影中ずっと気まずい。



「いいよ。じゃあ赤線で。受信しまーす。」



携帯を緋山匡を受信しきったところで、マネージャーに声を掛けられた。


「ゆーきちゃん、次、ラジオラジオ!!時間ないよっ」


「うん、わかった。じゃ、緋山匡またね、メールする。」


なーんちゃって。


知りもしない男にこの侑姫様がわざわざにメール送るってあげる意味!!



「ああ。」




その場から走ってマネージャーのとこまで行った。





緋山匡ってすごい苦手なタイプだよなぁ……とか思いながら。



芸能界、嘘ついてナンボだよね…とかも思いながら。

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