秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
屋上は授業中のためやっぱりアタシ1人で気持よかった。
疲れた。
なんでそもそもうちの学校に来るのよ。
進学校なわけでも芸能クラスがあるわけでもないのに。
ふとまたドアの開く音。
また楓かな……1人でしんみりしたかった。
残念がってたら楓より低いテノールで
「誰、お前。」
後から来たくせに態度でかいな。
「別に。」
って振りかえったら、今一番会いたくない相手。
緋山匡
げっ。
まじあり得ない。