秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
「窓際の一番後ろの席で伏せてたヤツ……」
ひぇ!
インプットされてら。
「なんで?」
なんで覚えてんのよ。
「この俺を見てないヤツがクラスの中でお前だけだった。」
そうゆう理由ね……。
そっか、あーゆー場合は見といた方が周りに馴染むのね。
「じゃ、私は・・・」
と言ってそそくさと出て行った。
階段をギネス並みのスピードで駆け下りて宮純に電話した。
「仕事仕事仕事。仕事連れてって!あ、違う。待った・・えーっと、とりあえず迎えに来てー!助けてー!!!」
『ごめん、よくわかんないんだけど?』
冷静すぎる宮純。
「アタシを学校からだしてッ早く来て早く。事故ってもいいから早くねッ!」