秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上

「あのっ!!こんなときななんですが、いや、こんな時だからこそっ!!一緒に写メお願いしゃーっす!!」


一礼して顔を上げるととても驚いた顔の仁志田さんがいた。



「いいけど……。」



「あざーっす!!」


いそいそと携帯を出してカメラを連写モードにする。



「撮りますねー、ハイ、チーズ。」


と、言ったが、カシャーンと言う音の変わりにピーという音を立てて画面が消えた。


「何故っっ?!」


「……いや、電池切れでしょ……これは。」



……そんなぁ
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