秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上

だから、もっと遠くに行ってしまう前に告白しようとしたのが中3の秋。


中庭に俺が侑姫を呼び出した。


「俺……さ、中1の時からゆうっ『ピーンポーンパーンポーン3年D組乙宮さん、3年D組の乙宮さん大至急職員室まで来るように。』


「あっ、いっけなーい、明日試合なんだった!!ごめん、楓後でもいい??」


「おっ、おぅ。」


あ……良くねぇよ。


ってか担任!!

空気読めよ!!



「じゃあねー。」


手を振ってフルスピードで侑気は去っていった。


……まじショックだった。


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