秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上


「おっ竜崎と田代は知り合いか??ちょうどいい。じゃあ、竜崎は田代の隣の席!!はい、竜崎、自己紹介をして、席に着け。わかんない事があったらなんでも、田代にきけ。」




…っ私かよっ?!



「竜崎楓です。……よろしくお願いします。」


それだけ言って、私の隣の席にきて座った。



朝のHRの終わりをチャイムが告げると同時に楓は私の方を向き、抱きついてきた。



「侑姫ー!!久しぶりー元気だったか??侑姫、名字変わってるし、顔まで変わってるしびっくりしたぞ??」


…この人…どうしてくれよう…私の本当の名前、知ってる。


アタシは本名で活動してる。
むしろ学校での名前が嘘。


理事長が知り合いだからってよくしてもらっている。

< 7 / 279 >

この作品をシェア

pagetop