秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上

「純君が笑わせるからだよ!!」


純君にまだ手を引っ張られたまま歩き続けながら言う。


つまり……

アタシは今、純君と手を繋いでる……





ちょっと不思議なカンカク……



「ちょっと冗談言っただけじゃん。」


「……冗談?!っぷー!!ぷっぷ!!純君が!!冗談!」


ギャグセン高!!



「ほらほら、着いたよ。」


そぅ、純君が言った時、ふと視線を感じてふりかえったけど、誰もこっちは見ていなかった。


2人を繋いでいた手もラーメン屋に入れば自然と外れた。






それから2人で噂のトマトラーメンを食べて帰った。


純君がマンションまで送ってくれた時に言った。




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