秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
「侑姫ちゃんが今どう考えてるかは知らないけど、もし、侑姫ちゃんがやるって言うのなら俺は着いてくよ。」
一呼吸だけ置いてからまた続ける。
「着いていって侑姫ちゃんを全力でマネージメントする。」
歌の件、か…………
……純君が今日わざわざここまで来てくれたのって…
「アタシ、ね?」
多分、
「うん。」
純君は優しいし気がきく人だから……
「見てみたい。音楽界の頂点。」
アタシを……いつでもその気にさせてくれる。
「うん。」
「まだまだ頑張りたい。」
「まだまだ、頑張れるよ。」