秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
うん、純君に言われるとまだまだ頑張れる気がする。
でも、やっぱり気がするだけであって……
でもでも、やりたいって……ココロの底では感じてる。
音楽界にも首を突っ込んでみたい。
アタシで出来るのなら影響を与えたい。
「やる。」
っふ、って優しく笑いながら純君が応えてくれた。
「………侑姫ちゃんならそう言ってくれると思った。やるんなら、逃がさないからね?俺から」
優しく笑う純君。
純君が、そうさせてくれたくせに。
アタシ、めっちゃ、純君に操られてない??