秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
「純君!純君!ひっ、緋山匡がぁああ!!緋山匡がいるぅぅぅ!!」
「あ、おじゃましてるよ。てか、侑姫のマネージャーが入れてくれたんだけど。」
純君の馬鹿!
何でいれるのよ……
「あ、侑姫ちゃん気づいた?」
のこのこアタシの寝室に入って来ながら
純君が言った。
「ちょ、てゆうか……何でアタシ倒れたの?」
人生で初めて倒れたんだけど。
アタシ基本健康体だから。
って、そんなことよりも……
撮影中だったのに……
仕事、途中で抜けるなんてしたくなかった。