秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上
「貧血だって。明日も一応大事をとって休みね。」
貧血かよ!!
「いや……出る。明日は出る。」
迷惑を掛けるのは今日1日で十分。
「でも……」
まだ、戸惑っている感じの純君。
「わかった。監督に連絡入れとく。」
そぅ言って純君は寝室を出ていった。
寝室を出ていった?!
あ、緋山匡と2人きりになっちゃったじゃん!!
どうしてくれるのよ。
「あ、って事で明日も仕事だし帰ったら?」
笑顔で追い払う。