恋姫~天然お嬢様と俺様極道の若~






「なっ何言って…!」



「でも、千里に先越されちゃったみたいだけどね」



男の子はあたしの髪の先をどかして首筋に触れた



そこには…さっき千里が咲かした赤い花が…



ヒンヤリとした指にビクリと身体を振るわせた



「さすが、千里の婚約者。感度もいいね」



と言って男の子はニヤッと笑う



(なーにが、さすがやねんっ)



「離して下さいっ」



「いーや♪」



こっこのクソガ…間違えた。この変態男っ



あたしの中から再び裏澪が出てきそうになったそのとき…









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