恋姫~天然お嬢様と俺様極道の若~






「英」



さっきとは一転して若干太く低くなる千里の声



「んー?」



その声に英の表情は笑っているが目が真剣になる



「てめぇの下っぱが、また問題お越してんだよ。
てめぇの班の躾ぐらいてめぇがやれ」



怒鳴っているわけではないが、なぜか圧力のあるかんじ







それに対して、ただ単に声が出せないのか、わざと反抗しているのか分からないが、英は黙った




少しの間沈黙が流れる





「…わーかったよ。
ちゃんとシメとくから、あんま恐い顔すんなって」



やっと英は頭をガシガシかきながら言った



「…次また起こしたら、俺が直々にお前を殺ってやる」



(そっそこまで…)



少し極道家の厳しさを感じたあたしだった









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