恋姫~天然お嬢様と俺様極道の若~






「お前らは下がってろ!…そこのお客様は俺に用があるヨウだ」



(……シャレ??)



…ってあたし、今そんなとこにツッコミを入れている場合ではないわ!



南の言葉にサッと身を引く部下達



そして、千里と南は向かい合う



「他に連れてきてないみたいだね。死にに来たの?」



「てめぇらこそ良い度胸してんじゃねぇの…俺の宝に手ぇ出すなんてよぉっ!!!!!!」



そう言い終わると同時に、金属のぶつかり合う音が聞こえてきた



その音の先には同じ日本刀を持った千里と南が




(…それより今、千里、うちのこと)


…宝って言わなかったかしら?!



ドキンと大きく跳ねる心臓



それはあたしにも何の意味を示しているか分かった






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