恋姫~天然お嬢様と俺様極道の若~
あたしは解放され、代わりに千里が捕まった
…この状況どうすればいいのかしら?
大空組のみんなも固まって動かない
多分、あたしと同じようなことを考えているのだろう
そんな中、千里が口を開いた
「交渉は成立したからな。お前ら帰れ」
「えっ?そっそんなっ!!」
そんな千里をやすやすと見過ごすことができるはずもなく、口々にうったえる
が、
「お前ら、今ここで手を出してみろ、それこそ大空組に傷がつく」
そう言ってニヤリと笑う千里
「そうですが、でも!!!」
「…帰る」
龍さんの言葉を遮るように突然普段無口の臣が口を開いた
「おいっ!臣っ!おまっ…」
そんな言葉を余所に臣は猿井組の敷地から出ていった