恋姫~天然お嬢様と俺様極道の若~
「はじめまして、私鈴木澪と申します」
「父の鈴木祐太郎です、そして、妻の江美です」
再び深々と頭を下げた
「それで、澪の婚約者という子は…」
父は一番若い男の子をチラッと見る
「そうだな、勿体ぶってもしょうがない」
とおやっさんは言うと、座り直して言った
「今回、澪ちゃんと婚約したせがれの大空千里だ」
和服でぴちっと身を固めた大空は頭を下げる
(…大空ってやっぱり、ここ大空千里の家なんや!!!!!)
(…なんか学校と雰囲気ちゃう気がする)
「それから、私の右腕でスキンヘッドの方の龍司(りゅうじ)とロン毛でひとつ結びの方の虎氏(こうじ)だ」
そのふたりも同じように頭を下げた