恋姫~天然お嬢様と俺様極道の若~
「えっ?」
千里はひらめいたようにもう片方の肩にかかっている着物を脱ぐフリをする
「見たい?♪」
…っ!!!
「結構よ!!」
澪はとっさに顔の前で手をブンブン振りながら言った
その姿を見てクックッと笑う千里
「そんなことよりさぁ、婚約者がまさか澪ちゃんとはね」
(そんなことやって?こっちはヒヤヒヤしとったんやでバカ野郎)
(…しかも、今頃)
「あら、私のこと知っていらっしゃったの?」
千里がうちのことを知っていたなんて少しビックリする
「まぁね、なんせ異名まで持ってる有名人さんだし、生きてる日本人形」
と言って千里は澪にぐっと顔を近付けた
「ぅん。ピッタリ」
そんな千里に澪は負けじと見つめ返す