恋姫~天然お嬢様と俺様極道の若~





そこには、カラカラとまだタイヤが回り続けているひっくり返った自転車と真っ赤な色の髪の男の子が頭から血を流して座っていた




…髪、真っ赤。

(どーゆぅセンスしとんねん、こいつ)




って、そんなこと考えている場合ではない



なんてったって、出血量ひどいのが見てわかる



まぁ、その子自体は元気なんだけどさL(==;)



「大丈夫です。
それより、あなたの方がまずいみたいだけど大丈夫なんですか?」



澪は制服のスカートについたホコリをはらいながら立ち上がって、赤髪の方に行った



そして、自転車を起こし、赤髪に手を差し伸べた






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