恋姫~天然お嬢様と俺様極道の若~
お呼びだし






南は真っ赤なハンカチで澪の傷痕を縛ったあと飛んでいくように去っていった


(さすが、猿(井)だけのことはある)



あたしは再び大空家に向かって歩きだした



ーーー



少し歩いて角を曲がると、スーツを着た人が二人が大空組を背にして仁王立ちしていた



えぇ、、すごい威圧感と言えばそうなんだけど、なんなのょ…



あたしは、二人がいなくなるまで(いなくなるんやろか?)その辺をふらふらすることに決めて、回れ右をして1歩踏み出した



ーがそのとき



「お嬢!!おかえりなさいませ。家はこっち方向ですよ」



ドスのきいた太く低い龍さんの声がここのまではっきりと聞こえてきた





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