恋姫~天然お嬢様と俺様極道の若~
「うるせぇっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
まるで、鶴の一声だ
いや…虎の一声かな
クラスだけではなく、学校全体がピタリと静まり返る
「思い上がってんじゃねぇーよ。メスゴリラ」
女の子達に背を向けながら静かに言う
(いや、どちらかと言えば、メスゴリラは山崎先生のほうやろ)
そんな大空の声も周りが静まり返りすぎて、さっきと同様、響きわたる
緊迫した空気の中、あたし以外のみんな顔が青ざめている
「ひぃっっ!!」
「殺されるぅ!!」
もちろん。
女の子達は誰よりも早く青ざめ、自分の洋服を抱えるように持ち、泣きながら去っていった
(ってか、あの半裸のまま、廊下はしるんやろか…)